2014年12月9日火曜日

スイッチサイエンスさんを訪問しました!


 12月4日(木)、私たちはスポンサーになっていただくことになった株式会社スイッチサイエンスさん(東京都新宿区)を訪問し、見学やインタビューをさせていただきました。


株式会社スイッチサイエンスについて


[成り立ち]
 スイッチサイエンスさんは2008年、社長さんが今となっては有名なマイコン”Arduino”を輸入し、国内で販売し始めたことをきっかけに事業を開始しました。開始当初はオフィスといったものは存在せず、社長さんの自宅のクローゼットの中から販売を行うような小規模のものだったそうです。その後、Arduino 販売の国内の正規代理店となってから売れ行きが伸びていくにつれ、マンションの一部屋、廃校舎をリノベーションしたアートスペースの一室、とオフィスが大きくなっていき、現在に至ります。
 ちなみに使っていたアートスペースの建物の別室は、現在「はんだづけカフェ」として営業しているそうです。無料で使えるものづくりフリースペースなので、是非足を運んでみたいですね。
[主な事業]
 主な事業としては、電子部品の輸入、及び販売を行われています。また、近年は自社製品の生産(後ほど紹介します)も行っていて、取り扱う製品やキット、パーツの種類も増やしているそうです。
 また、最近では3Dプリンタの販売も始めたとのことで、メイカ―ボットを始め、様々な企業の製品を幅広く扱っていくという話を伺いました。まだ多く市場に出回っていない、3Dプリンタの部品やフィラメントも扱っていくそうです。今までよりも入手し易くなって、Makerムーブメントもどんどんと活発になってゆきそうですね。


社内見学
 今回は特別に、社内の様子を見学させていただきました。今回は写真で簡単に紹介します。
IMGP4818.JPG

パッケージング作業中のパーツ。小さな容器に決まった数ずつ入れて、一つ一つ丁寧に梱包しているそうです。


倉庫にはたくさんのボードが!ArduinoやRaspberry Piなど、たくさんのボードが出荷を待っていました。
製造室では新商品の開発やテスト、生産とチェックまでが一貫されて行われていました。どうやってパーツが基板に乗ってはんだ付けされるのかを全て見学させていただくことができました。貴重な体験です。


インタビュー
Q.仕事の中で大変なことはありますか?
A.輸出入を行っているので、英語が必要不可欠になっています。また、日本は諸外国と違って電波法などの規制が多いため、特に無線系の部品を扱うときには注意が必要です。日本の規格に合わせないといけないのが、大変なところですね。


Q.御社の強みを教えて下さい。
A.豊富な品揃えで、お客様の欲しい商品をお届けできるようにしています。近年では、部品の自社生産も行っており、より多くの部品の取り扱いが可能になっています。また、個人のお客様はもちろん、学校の支払い方法にも対応しているので、学校関係のお客様にも購入していただきやすくなっています。


Q.御社がものつくりに関わる上で大切になさってることは何ですか?
A.私たちは、「想像力を生かせるものつくり」を推進しています。そのため、最初から形が決まっているキットのようなものは、ほとんど販売していません。販売しているキットのようなものも、組み立ての説明書はつけていません。これはただの部品の詰め合わせだ、と言われることもあります(笑)。しかし、人によって完成形が違うので、製作の過程から新たな発見があるかもしれません。私たちはそういった想像力や発見を大切にしたいと考えています。


Q.私たちのチームを協賛して下さった理由を教えて下さい。
A.スイッチサイエンスは、チャレンジ精神を持った団体を応援しています。私たちは新しいものが作り出されるお手伝いをしたいと考えており、様々な大会でスイッチサイエンス賞を設けたりしています。この賞は、実績や知名度で判断するものではなく、将来性を重視したものです。今回も、純粋に挑戦を手伝いたいという思いから協賛することにしました。


Q.スイッチサイエンスさんのこれからの挑戦について教えて下さい。
A.これからスイッチサイエンスは、より積極的に海外へ進出していきたいと考えています。日本で作られた素晴らしい部品を、海外でも使ってもらいたいですね。


Q.ありがとうございました。


 今回の見学では、これらの他に、部品の製造工程や通信販売のシステム等についても教えていただきました。ご協力いただいたスイッチサイエンスの従業員の皆さまに改めて感謝申し上げます。


スイッチサイエンスHP:https://www.switch-science.com/
スイッチサイエンスマガジン:http://mag.switch-science.com/
はんだづけカフェHP:http://handazukecafe.com/


執筆[大塚・大西]

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